創業しない理由
創業しない最大の理由は「自己資金の不足」である、というデータが日本政策金融公庫の調査で発表されています。
ちなみに、上位4項目では、1位「自己資金の不足」46%、2位「ビジネスのアイディアが思いつかない」35%、3位「失敗した時のリスクが大きい」34%、4位「十分な収入が得られそうにない」25%、(複数回答方式)となっています。
1位、3位、4位は、お金にまつわる理由ですね。
創業に関心ある人は増加していますが、自己資金不足を理由に断念する方も多いようです。
創業時の資金繰りは苦労するのが一般的です。顧客、販路開拓に時間がかかり、経営が安定するには時間を要するため、経営者にとって毎月の経費、給料など運転資金の心配は絶えません。
創業時の心配ごとを少なくするためにも、開業資金の融資検討をおすすめします。
私も、開業時に創業支援融資として運転資金を借入しました。
資金を確保し、ある程度お金の余裕を持つことによって、自分の心に安心感をもちビジネスに臨むことができます。
創業を検討する時には、それまでの自分の経験、ビジネスのアイディアなど様々な要素を整理し、「創業の想い」を文章にまとめてみてください。
そのうえで、商品、販売先、仕入先、広告など「事業計画」をまとめることにより、創業が具体化していきます。「創業の想い」や「事業計画」が創業融資の承認をえるために必須な金融機関への提出書類となります。
私は、創業の半年前に「さっぽろ起業塾」(産業振興センター)で3日間の講座を受講しました。この講座は、日本政策金融公庫さんの融資案内、事業計画書の作成方法、収支計画、資金繰り、ITインフラ、税金などの経営概要をコンパクトに学べるものでした。
受講料は1万円です。受講を完了すると、会社設立時の登録免許税が1/2に軽減されます。
(私は15万円のところ7.5万円に軽減されました)
創業融資の手順や経営全般が学べ、また、設立時の費用も安くなるおすすめの講座です。
札幌市のHP内には「創業者向けセミナー」として複数の講座の案内が記載されています。
起業を思い立ったら早めに創業支援の知識を学び、創業融資をご活用ください。