分譲マンションの管理組合、特に理事の皆様向けの情報提供です。
分譲マンションでは、管理組合員から修繕積立金を毎月徴収しています。
この積立金をどのように運用していくかは、各管理組合で方針が異なります。
多くの管理組合は、金融機関が倒産しては、大変だ、と安全資産で運用していると思います。
おそらく、運用方法としては、「定期預金」が一番多いと思います。
また、銀行預金の残高は、1000万円を上限に複数の金融機関を活用しているのではないでしょうか。
定期預金の金利は、例えばみずほ銀行「スーパー定期」預金0.002%(1か月~10年同じ金利)と本当に低いですね。
どこの金融機関も同様に低いですが、このあまりの低さが、最近の円安の最大の要因となっています。
さて、「マンションすまい・る債」をご存じでしょうか。
金融支援機構(昔の住宅金融公庫の業務を承継した独立行政法人)の金融債です。
特徴は、
■国の認可を受けて発行しているので安全
■1口50万円から購入可能で最大10回継続して積立できる
■中途換金時に手数料がかからない
■債権の利率は0.2%程度と他の金融機関を圧倒してる(それでも低いですが)
低金利とはいえ、大切な組合員の資産を少しでも利率が高く、安全な金融商品で運用するのは、管理組合を運営している理事の皆様には重要なことです。
マンションの中には、金融関係に強い組合員もいらっしゃると思います。
組合員の知恵を集め、コミュニケーションを図ることがマンションの価値向上に必要な時代となりました。