子育て世帯への税優遇の話です。
住宅ローン控除は、借入限度額を2024年に引き下げる予定ですが、
子育て世代は優遇の対象になります。
「夫婦どちらかが40歳未満」「19歳未満の子がいる」のいずれかの世帯。
子はいないが比較的若かったり、中年世代でも高校生までの子がいたりする夫婦が対象になります。
住宅ローン控除は返済期間10年以上の借り入れをして住宅を取得する場合に、 年末のローン残高の0.7%を原則13年間にわたって税額から差し引く制度です。
また、対象となるローンの借入限度額は省エネルギーや脱炭素など 住宅の環境性能が高いほど多くなっています。
例えば省エネ性能に優れた長期優良住宅なら23年入居の場合で5000万円で、 税額から差し引ける金額は13年間で最大455万円に達します。
現行制度では24〜25年入居から借入限度額が4500万円、 最大控除額は409万5000円に縮小する予定でしたが、 子育て世帯や若年夫婦は24年に入居する場合に23年と同額になります。
ほかの世帯は予定通りに引き下げるのに対し、子育て世帯にとっては恩恵といえます。