古代ギリシャのアリストテレスは、「物体が動く時には押している力が存在している」
と考えました。それから、1800年後・・・
イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイは、アリストテレスの考えを否定し、
「力が加わらない時、物体は静止または直線運動を続ける」と考えました。
ガリレオ・ガリレイの考え方は「慣性の法則」として皆さんもご存じの内容です。
アリストテレスの考えが、長い間、西洋世界を支配していたことも驚きですが、
ガリレオが、それまでの考え方に対抗して法則を発見したことは更にすごいことです。
さて、そんな「慣性の法則」ですが、組織や個人の行動に置き換えると
①それまでの成功体験(慣性)がある故、行動や考え方を変えることはできない
②1日の時間の使い方や土日、年間の時間の使い方も、変えることが難しい
③居酒屋では、いつも、定番メニューを頼んでしまう。等々。
「慣性の法則」が組織や人にも当てはまるようです。
そのような慣習・現状を変えるためには、外からの力「外力」が必要となることも
まさに、「慣性の法則」と同じですね。
まずは、自分に「外力」を加えて、次の新しい変化を起こしたいものです。