今回は、土地探しについて資金面から話をします。
土地を探すときには、金額(予算)はどのように決めたらよいでしょうか。
それは、次の式で検討することがおすすめです。
土地代金=総予算-建物代金 (総予算=土地代金+建物代金です)
それでは、総予算はどのように決めたらよいでしょうか。
簡便的な計算として、前提条件をローン期間35年間、金利1%とします。
① 今の家賃支払額が生活や貯蓄に問題なければ、ざっくり、(今の家賃+2万円程度)までで検討するのが安全です。
家賃8万円を支払っていれば、ローン返済額10万円を限度としてお考え下さい。
② 月々のローン返済額が決まれば、@2,800円で割ってください。
ローン返済額が10万円の場合、
100,000÷2,800=35.7 となり、これは、3,570万円まで借入することとなります。
9万円ならば、90,000÷2,800=32.1となり、3,210万円となります。
③ 自己資金があれば、それを加えます。
例えば自己資金300万円ならば、③の金額にそれを加えます。
3,570万円+300万円=3,870万円、もし、自己資金0なら3,570万円です。
④ これが、総予算です。総予算は、借入可能な金額でなく、支払可能額で決めましょう。
次に建物代金の概算を調べます。
ハウスメーカー、工務店等 様々な会社がありますが、自分のお気に入りが決まれば、その会社から情報を提供してもらい、およその建物代金がわかります。
いよいよ、土地代金です。
例えば、建物代金は2,500万円とすると、
土地代金=3,870万円-2,500万円=1,370万円 となります。
土地代金の目安は、1,370前後で検討することとなります。
土地を探すときには、土地代をなんとなく決めて探すのではなく、支払可能額から総予算を決めて、土地代金を算出することをおすすめします。
家づくりは、建物から決めていくのが王道です。
建物重視の方は、予算、建物、土地、この順番をおすすめします。
今日は、数式を使った説明が多く、わかりにくい点があると思います。
ご質問等は、いつでもお受けしますので、お気軽にお問合せください。
土地探し・家づくりは、建物から先に検討していくメリットが他にもありますので、別の機会にお話しします。