人生100年時代。
最近は、高齢化に伴う戸建てからマンション等への住み替えが増加しています。
本日は「戸建てからの住み替え」をテーマにお話しさせていただきます。
住み替えが増加する理由には、
・除雪が大変になってきた (今年は本当に大変でした。私も実家の除排雪で疲れ果てました)
・大規模リフォームが必要となってきた
・病院、商業施設など利便性の高い地区に住み替えたい
・家が広すぎる、保有コストが高い
・認知症になる前に高齢者施設に移りたい などなど 様々な理由があります。
認知症が進行すると意思決定能力なしと判断され、自ら不動産取引ができなくなります。
一般的な話となりますが、高齢化が進むと下記のような特徴が多く見受けられるようです。
・選択肢が多いと自分で決定できない → 住み替え対象が多いと決められない
・決定しないことに後悔を感じにくい → 住み替えが決定できない。苦労が継続する
・相手の説明によって影響を受けやすい → オレオレ詐欺など、失敗しやすくなる
私も老親と過ごしている中、強く実感しています。早めに、自分自身で対応していくことが、家族を含め皆様の幸せにつながります。
住み替えには、まず、「2つの確認」をしてください。
1.今後のライフプラン(生活、資金の計画)の確認
・自分自身、夫婦、家族で今後の生活で大切にしたいこと、やりたいことを確認
・65才、70才、80才、それ以上で具体的な未来予想
例)5年以内に〇〇したい、2年後には除雪から逃れ夫婦2人で暮らしたい・・・
・今後の収入、必要な生活資金、住宅資金(リフォーム、購入、賃貸、税金等)
2.居住中の戸建ての確認
・そもそも今の戸建てから住み替えが本当に必要か
・住み替えにあたり売却が必要か
・売却金額はいくらか(手元に残る資金はいくらか)
・住み替えるならば、いつ頃が良いか
確認事項は、「人(家族)」「物(家)」「金(預金・収入)」「情報(住み替え先)」と
会社の重要な要素と同じですね。
ヒト・モノ・カネ・情報は、どこでも使えるキーワードです。
「住み替え」にもこの視点から、まず、自分の現状を分析する必要があります。
次回は、住み替えにあたって売却する場合の「3つの確認」についてお話いたします。