今日は、マンションの修繕積立金について話をします。
国土交通省では、令和3年9月に「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」の見直しを発表しました。
同時に長期修繕計画の計画期間を25年以上としていた中古マンションを新築マンションと同様に30年以上と変更しました。管理不全マンションを減少させるための施策です。
これに伴い、マンションの修繕積立金の目安を見直し、適切な修繕のための金額を発表しています。
■専有面積当たりの修繕積立金の目安(機械式駐車場を除く)
<建築延床面積> <3分の2が包含される幅> <平均>
① 5,000㎡未満 235円~430円/㎡・月 335円/㎡・月
② ~10,000㎡未満 170円~320円/㎡・月 252円/㎡・月
③ ~20,000㎡未満 200円~330円/㎡・月 271円/㎡・月
④ 20.000㎡以上 190円~325円/㎡・月 255円/㎡・月
例として、お住まいのマンションの建築延床面積が7,000㎡、専有面積が70㎡であれば、
平均は252円/㎡・月×70㎡=17,640円/月が修繕積立金の目安となります。
幅としては、11,900円~22,400円/月で3分の2のマンションが該当します。
さて、皆さんがお支払いしている積立金は多いでしょうか。
この目安の数字を見る限りでは、延床面積5,000~10,000㎡が有利なようです。
今後の管理組合の運営や、中古マンションの購入検討の際に目安となりますので、
ご参考となれば幸いです。
(詳細は、下記、国土交通省ホームページをご確認ください)