中古マンションを購入しようと思ったら、

• 価格（PRICE)
• 立地（PLACE)
• 間取（PLAN)

の３つ（３Ｐ）を真っ先に検討すると思います。

今日は、購入検討者の方が気付きにくい「修繕積立金の値上げ」について話をします。

先日、私は購入検討の方にマンション案内をした際に、管理会社の方に修繕積立金の値上げについて聞いたところ、次回の総会で修繕積立金の値上げが議題になっていることを知らされました。

SUUMOなどネット情報では、修繕積立金の値上げが予定されていることは記載されていませんので、一般の方が値上げ情報をキャッチすることは困難です。

今回ご案内したマンションは、修繕積立金が倍に値上げされるということで、購入検討者も倍額に値上げされるようでは支払いが不安だと購入を見送ることとなりました。当然のことです。

契約前には、管理費や修繕積立金の値上げについて、自らが不動産会社、管理会社にヒアリングしてマンションの管理状況を理解することが重要です。不動産会社が情報の確認漏れをしていることもあります。契約してから知ったのでは、トラブルとなります。

自らも注意する必要があります。修繕積立金の値上げ幅は、個々のマンション固有の問題です。

修繕積立金は、修繕計画（25～30年計画）とセットですが、修繕計画がないマンションも多数あり、また、10年以上前の修繕計画しかないマンションもあります。

自分で購入し、長年お住まい続け、維持費も支払い続けるマンションです。

検討するマンションでは、「修繕積立金の値上げ」の予定はありますか？と質問してください。また、自ら修繕計画の見方を知ることも重要です。